森下孟 (もりした たけし)
【専門分野】
- 教育工学(ICT活用教育,遠隔教育)
- 教育評価(学習分析:Learning Analytics)
- 教師教育学
【兼担研究科・学部】
- 大学院教育学研究科 高度教職実践専攻(教職大学院)
- 大学院総合人文社会科学研究科 心理学分野
- 教育学部 次世代型学び研究開発センター
【所属学会】
- 日本教育工学会(JSET)
- 日本教師教育学会(JSSTE)
- 日本教育システム情報学会(JSiSE) など
【著書】
教育の方法と技術:主体的・対話的で深い学びをつくるインストラクショナルデザイン 北大路書房 2019 Author:稲垣忠(編著)
【資格】
- 小学校教諭専修免許状
- 中学校教諭専修免許状(数学)
- 高等学校教諭専修免許状(数学)
- 高等学校教諭専修免許状(情報)
【インタビュー】
聞き手 下﨑
下﨑「まず、教育工学やICT活用の魅力を教えてください。」
森下「僕が考えるICT活用の魅力は、教師の能力を向上させることが出来る点です。ICTを使うことで教員のより高い能力を引き出し、それが結果的に子供達の役に立つのではないか、と考えています。つまり、サポーターやアシスタントのような立ち位置です。」
下﨑「ICTを使うことで基礎的な力以上の授業や学級運営が可能になるわけですね。では次にこの分野を専攻した理由やきっかけを教えてください。」
森下「私が小学生の時に転校したら、私が前の学校で習っていなかった単元が転校先の学校ではもう終わっていたんです。それを転校先の先生に伝えたらコンピューター室でCAIというシステムを使えばその単元を学習できるよと、それを勧めてもらい学習しました。その後、信州大学の教育学部に入学してCAIというシステムのおかげで自分が学習できたことを恩師の先生にお伝えしたら、『それは僕が作ったものだし、これも何かの縁だから』とICT活用の分野に誘って頂いたんです。それが大きなきっかけですね。」
下﨑「そんな偶然があるんですね。驚きです。では現在力を入れていることについて教えてください。」
森下「例えば、現在小学校で外国語科が必修となりました。先生方の中には外国語の指導法についてより深く学びたいという方々がいます。そのような先生方に対して遠隔教育システムなどを用いた支援を行っています。」
下﨑「教師になった後でも学び続ける姿勢が大切なんですね。では今後の夢や目標があれば教えてください!」
森下「教育学部にいる人間として、学生の皆さんが優秀な先生になってほしいと常に思っています。また私個人の活動としては、バーチャルリアリティの世界を教育に取り入れることです。専門的にいえば認知の拡張をすることです。それによって、より広い情報をとり入れることがきるようになります。そんな新しい世界での学習が実現すれば教育の可能性も大きく広がると思います。」
下﨑「確かにそれが現実になれば全く新しい世界での学習が可能になりそうですね。では最後にこのサイトを訪れた方に一言お願い致します。」
森下「私はネットワークやインフラ整備に関わることが多いですが、工学系にとらわれず、自分のやりたいことがある人、チャレンジ精神のある人を待っています!」